倉敷市の防災
高梁川と干拓の低地に、どう備えるか。
倉敷市の災害リスク
高梁川と支流・小田川の低地。真備地区は合流点近くで、バックウォーター(背水)による水位上昇に注意。
児島湾を干拓してできた海抜の低い土地が広く、高潮や浸水がたまりやすい。台風時は特に注意。
干拓地・埋立地は地盤が軟らかく、地震の揺れが増幅されやすい。南海トラフ地震では強い揺れが想定される。
北部・児島半島などの傾斜地では、大雨時の土砂災害に警戒。ハザードマップで危険区域の確認を。
倉敷市を襲った災害
平成30年7月豪雨(西日本豪雨・2018年)― 真備地区の浸水
2018年7月、記録的な大雨により、真備地区で小田川とその支流(高馬川・末政川・真谷川)が相次いで決壊。町の広い範囲が浸水し、多くの尊い命が失われました。本流の高梁川の増水で小田川がせき止められるバックウォーター現象が被害を大きくしたと分析されています。
- 浸水面積
- 約1,200ha
- 最大浸水深
- 約5.4m
- 犠牲者(真備町)
- 51人
この教訓から、バックウォーターの根本対策として小田川の合流点付替え事業が進められ、約5年前倒しで2024年(令和6年)3月に完成しました。過去の被害が、次の安全につながっています。くわしくは岡山の災害史 ― 過去に学ぶをご覧ください。
高潮・大洪水・地震の記録
倉敷市域には、古くからの災害の記録が残ります。1884年の高潮、1893年(明治26年)の大洪水、そして1946年の昭和南海地震では連島・玉島・茶屋町など干拓地で液状化・地盤沈下の被害がありました。低い土地に暮らす街としての歴史が、いまの備えの教訓になっています。
土地に刻まれた記録 ― 災害伝承碑
倉敷市内には、国土地理院に登録された自然災害伝承碑が13基あり、これは岡山県内で最多です(件数は更新で変わります)。
先人が「ここまで水が来た」と刻んだ碑は、その土地のリスクを静かに教えてくれます。→ 災害伝承碑マップで場所を確認
避難場所・防災の窓口(倉敷市)
避難場所・避難情報は倉敷市が発表します。ふだんのうちに、近くの避難場所とそこまでの安全な道を確認しておきましょう。
今のうちに備える
「まず、この5つ」から始めて、必要な量は計算機で確認しましょう。無理なく、少しずつ。