― このページの内容 ―
- 自前基準局(民間電子基準局)とは
- 設置に必要なもの
- 設置手順(Drogger/各工程 写真枠つき)
- 基準局位置の決め方(3方式)
- Drogger Ntrip Caster で配信・動作確認
- 国土地理院「民間等電子基準点」への登録
- 登録の等級(A/B/C)と流れ
- 実録・設置ノート(記録テンプレ)
はじめに本ページは公開情報をもとにした一般的な手引きです。機材構成・手順・登録制度は変わります。実際の設置・登録は、ビズステーション公式マニュアルと国土地理院の最新情報(下部リンク)を必ずご確認ください。
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自前基準局(民間電子基準局)とは
RTKには「補正データ(RTCM)」の発信元=基準局が必要です。これを自分で用意し、既知点に固定して常時運用するのが自前基準局(民間電子基準局)です。近くに使える基準局が無い地域でも、自分の移動局に安定した補正を送れます。
- 自分の現場の近くに、いつでも使える基準局を持てる
- Drogger Ntrip Caster を使えば、登録不要・無料でインターネット配信できる
- 希望すれば、善意の基準局として他の人にも公開できる
- さらに性能基準を満たせば、国土地理院の「民間等電子基準点」に登録も可能(後述)
ドロガーRWSを基準局にし、Drogger Ntrip Caster経由で移動局へ補正を配信できる。
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設置に必要なもの
アンテナ設置と常時運用のコツ
- 動かない・ぶれない固定…基準局は座標が命。振動や経年でずれない、強固な取り付けにします。
- 上空を広く、反射物を避ける…屋上の縁・金属面・樹木のそばはマルチパスの原因。開けた位置へ。
- グランドプレーン…アンテナ下の金属板で反射を抑え、安定させます。
- 電源・通信の安定…停電・通信断で配信が止まります。無停電化や自動復帰の工夫があると安心。
- 防水・温度…屋外設置は防水と、夏場の高温対策を。
- 稼働監視…Ntrip Statusや外部から接続テストで、止まっていないか定期確認。
📷設置環境・機材の写真枠屋上やポールへの据付、機材一式、ネット機器などの写真を入れてください。
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設置手順(Drogger)
基本の流れです。各工程に写真枠を付けているので、実際の設置写真を差し込めば、そのまま手順書+実録になります。
- 設置場所を選び、アンテナを固定上空の開けた、動かない場所へ強固に据え付けます。グランドプレーンがあると安定します。この工程の写真を入れる
- 電源・ネットにつなぐ常時電源と、WiFi AP/ルーター/LANでインターネットに接続します。この工程の写真を入れる
- 設定を初期化し、レートを1Hzに迷ったら一度デフォルトに。測定・更新レートを
1Hz にします。この工程の写真を入れる
- 基準局モードにするRTK設定で、この受信機を Base(基準局) として動かす設定にします。この工程の写真を入れる
- 基準局の位置(アンテナ座標)を入力下の「3方式」で決めた座標を入力。単独測位値と大きくズレていないかを確認します。この工程の写真を入れる
- Drogger Ntrip Caster を配信先に設定基準局用のキャスターホストを設定し、Drogger Ntrip Caster を使う設定に。RTCMが送信されます。この工程の写真を入れる
- 動作確認Ntrip Status で送信状況を確認。移動局から接続してFIXするかテストします。この工程の写真を入れる
Drogger Ntrip Casterビズステーションが運用する中継サーバーで、基準局のGNSSデータを受け取って移動局へ転送します。Droggerユーザーは登録不要・無料で利用できます。他人に使われたくない場合はパスワードを設定できます。
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基準局位置の決め方(3方式)
基準局の精度は、与えるアンテナ座標の正確さで決まります。ドロガーでは主に次の3通りです。
座標系に注意基準局に与える座標が
元期か今期かで、その局を使った測位結果の座標系も決まります。国家座標系(元期)に合わせるなら、成果側も元期でそろえます(
総合ガイドの元期・今期解説)。
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配信・動作確認
- RTCMの送信…基準局はNTRIPプロトコルでRTCMをキャスターへ送ります。
- Ntrip Status…メイン画面のNtrip Status設定で、送信・通信の状態を確認できます。
- 移動局からのテスト…別のドロガー(移動局)で、この基準局のマウントポイントに接続し、FIXするか確認します。
- 公開する場合…善意の基準局として共有する場合は、掲示板等で座標系(元期/今期)・機種・稼働状況を明記すると親切です。
Drogger Ntrip Caster host: ntrip1.bizstation.jpport: 2101基準局は8桁のマウントポイントで公開
📷配信状態・テスト画面の写真枠Ntrip Statusの画面、移動局でFIXしたテスト結果などを入れてください。
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国土地理院「民間等電子基準点」への登録
用語制度の正式名称は「民間等電子基準点の登録」です(「認定」ではなく登録)。国土地理院が性能を評価し、等級を付けて登録します。
国土地理院は、GNSS連続観測点(民間の電子基準点)の仕様・基準を統一するため性能基準を定め、2020年(令和2年)4月から「民間等電子基準点の登録制度」を開始しました。登録された局は座標が国家座標系に整合していることが確かめられ、誰もが安心して位置情報に使えるようになります。
等級(グレード)
性能に応じて A級・B級・C級 に区分して登録されます(例:2022年9月時点で A級36点・B級19点・C級8点)。
登録の大まかな流れ
- 性能基準を確認国土地理院が定める民間等電子基準点の性能基準(等級ごとの要件)を確認します。この工程の写真を入れる
- 連続観測・データ取得基準局を安定運用し、審査に必要なGNSS観測データを取得します。この工程の写真を入れる
- 申請・データ提出観測データ等を添えて国土地理院へ申請します。この工程の写真を入れる
- 審査性能(座標の国家座標系との整合・安定性など)が審査されます。この工程の写真を入れる
- 登録簿へ掲載合格すると等級が付与され、「民間等電子基準点登録簿」に掲載されます。この工程の写真を入れる
実例Drogger RWS で民間等電子基準点に登録した事例が公開されています(桜町測量の解説、いさぼうネットの登録事例など)。具体的な要件・様式は国土地理院の最新の公表内容に従ってください。
注意要件・様式・等級区分・受付状況は変わります。登録を目指す場合は、国土地理院「民間等電子基準点」ページの最新情報(下部リンク)を必ずご確認ください。本ページは概要の紹介です。
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実録・設置ノート(記録テンプレ)
実際の設置を「実録」として残すためのテンプレートです。下の項目を埋め、各工程の写真(上の手順の写真枠)とあわせてご記入ください。
📷実録:完成・全景の写真枠設置完了後の全景、配信中の画面、移動局でのFIX結果などをまとめて記録として残してください。