空き家管理の現場で実際にあった、鍵のトラブル
いつも通りの外回り管理のはずが、ある日「鍵が合わない」という出来事に。実際に当社が対応した、空き家管理の現場での一件をご紹介します。
空き家管理を続けていると、想定していなかった出来事に出会うことがあります。今回は、外回りの管理を続けていたある物件で、実際にあった「鍵のトラブル」についてお話しします。
当社の管理でもっとも多いのは、月1回の外回り見回りと除草剤散布です。建物内部の確認は標準の契約には含まれておらず、所有者様からご依頼をいただいたときに個別で対応しています。今回の物件も、基本は外回り管理でしたが、建物の鍵はあわせてお預かりしていました。
ある日、鍵が合わなくなっていました
- いつもの管理月1回の外回り見回り+除草剤散布を継続。建物内部の確認は契約に含まれていないため、通常は敷地の外から様子を確認するだけでした。
- 所有者様からのご依頼ある時、所有者様から「建物の中も一度見てきてほしい」とご依頼をいただきました。お預かりしていた鍵を持って、久しぶりに建物内部の確認に向かいました。
- 現地にていつもの鍵で玄関を開けようとしたところ、鍵が合わない。以前は問題なく開けられていたはずなのに、なぜ急に開かなくなったのか、その場ではまったく分かりませんでした。
- 所有者様への確認すぐに所有者様へご連絡し、心当たりがないか確認しましたが、所有者様ご自身も「なぜ開かないのか分からない」とのことでした。
- 調べてみると…当方でも状況を確認しに動いたところ、所有者様の親戚の方が、無断で鍵(錠前)を交換していたことが分かりました。
管理担当者として感じること
ある意味「事件」のような出来事ですが、事情を確認していくと、悪意があってのことではなく、その親戚の方なりの理由があってのことでした。最終的には、所有者様のご判断で、大きなトラブルにはせず穏便に済ませることになりました。空き家の管理をしていると、こうした「予期せぬこと」が本当にいろいろ起きるものだと、あらためて感じた出来事でした。
なぜ、こうしたことが起きるのか
相続した実家や、長期間空き家になっている家では、所有者様お一人がすべての出入りを把握しきれていないケースが少なくありません。次のような理由で、所有者様の知らないうちに、鍵やアクセスの状況が変わってしまうことがあります。
- 相続人・親族が複数いて、それぞれが独自の判断で出入りしている
- 以前住んでいた家族や親戚が、合鍵を持ったままになっている
- 「防犯のために交換した」「片付けのために交換した」など、善意でも所有者への連絡がないまま変更されている
- 所有者様自身が遠方に住んでいて、日常的なやりとりが少ない
今回のケースも、まさにこうした「誰が何をしているか、所有者本人も把握しきれていない」状況から起きた出来事でした。
鍵・アクセス管理で気をつけたいこと
- 鍵を持っている人を、所有者自身が把握しておく:親族・元居住者・管理業者など、誰が鍵を持っているかを一度整理しておくと安心です。
- 変更があれば、必ず所有者・管理者に共有してもらう:善意の変更であっても、連絡がないと今回のような混乱につながります。
- 管理会社に鍵を預ける場合は、対応範囲を明確にしておく:外回りのみか、内部確認まで含むかで、契約内容や鍵の扱いが変わります。
- 第三者に間に入ってもらう:親族間だけで確認しようとすると感情的になりやすい場面でも、管理会社のような第三者が状況を確認することで、落ち着いて整理できることがあります。
当社の強み ― 外回りの見回りだけでなく、所有者様からのご依頼があれば建物内部の確認にも対応しています。今回のように予期せぬ出来事が起きた際も、現地での状況確認や、親族間の事実関係の整理など、第三者の立場からサポートすることができます。
よくある質問
空き家管理では、建物の中まで見てもらえますか?
当社でもっとも多いご契約は、月1回の外回り見回りと除草剤散布です。建物内部の確認は標準の管理契約には含まれておらず、所有者様からご依頼をいただいたときに個別対応しています。
親族が鍵を無断で交換してしまうことはよくあるのですか?
頻繁ではありませんが、実際に起きた出来事です。相続した実家などでは、複数の親族がそれぞれの事情で出入りしていることがあり、誰がいつ何をしたか所有者本人も把握しきれていない場合があります。
鍵が合わなくなっていたら、まず何をすればいいですか?
まずは所有者様・管理会社・親族間で事実関係を落ち着いて確認することが大切です。当社のように管理を代行している場合、第三者の立場で状況を確認し、間に入って整理することもできます。
「誰が鍵を持っているか分からない」その不安、ご相談ください
鍵・アクセスの整理から、日頃の見守り管理まで。予期せぬ出来事にも、第三者の立場で対応します。
※本記事は当社の管理業務における実際の経験をもとにした一般的な情報提供です。個別の状況については、所有者様・親族間でのご確認、必要に応じて専門家へのご相談をおすすめします。