Reconstruction ・ PEPE FARM

農地復興「復興日記」

荒れ果てた耕作放棄地を、草刈り機とチェンソー1台から。2010年から続く、農地再生の記録です。

再生した農地に組んだキウイ棚(山あいの傾斜地)

↑ 再生した農地に組んだキウイ棚。山あいの傾斜地を、草木と闘いながら少しずつ農地に戻してきました。

「復興日記」は、荒廃が進む村落の耕作放棄地を復興していく物語です。鳥獣被害、山間部で水の確保が難しいなどの悪条件のなか、草木と闘いながら少しずつ農地として復旧してきました。果樹・野菜と試行錯誤を重ね、いまは育てやすい果樹を中心に、2,000〜3,000㎡の農地を手入れしています。

農作業を通じて、担い手の高齢化と後継者不足を肌で感じ、周囲の耕作放棄地が急速に増えていく現実も目の当たりにしてきました。この土地と農業の未来に向き合いながら、10年以上つづけてきた記録です。

Social issue

なぜ、耕作放棄地に取り組むのか

人口減少にともなう地域の過疎化・労働人口の減少が進み、空き家・耕作放棄地の問題は、これからの大きな社会課題です。私たちは、その現場に身を置いて考えてきました。

13 万ha1985年ごろまでの耕作放棄地面積(横ばいで推移)
39.6 万ha2010年調査。全耕地の約1割弱に達した
70 万人2012年時点の農業従事者約250万人のうち、2018年までに引退見込みとされた人数

農業労働力の高齢化と後継者不足により、耕作放棄が進んでいます。一度放棄された農地は、1〜2年で草木が生い茂り、山あいでは原野へと戻っていきます。イノシシや鹿による鳥獣被害も深刻で、収穫間近の作物が食べられてしまうことも。再び農地として活かすには、大変な労力と費用がかかります。

農地の所有と利用をいかに切り離し、意欲ある生産者へ引き継ぐか。個人・地域だけでなく、行政やJAを含めた協力態勢づくりが求められています。——現場で農地に向き合うなかで、私たちが考えてきたことです。
History

復興のあゆみ

正解のない手探りの積み重ね。荒れ地が少しずつ農地に戻っていく過程を、時系列でご紹介します。

  • 1

    2010年 ― 開墾のはじまり

    荒れ果てた元農地と向き合う日々。草刈り機とチェンソー1台を手に、まずは草木を刈り払うところから、農地への復旧を始めました。

  • 2

    試行錯誤 ― 何を育てるか

    やせた土壌でも育つものを探し、果樹・野菜と植え替えをくり返し。最終的に、育てやすい果樹を中心に据えました。

  • 3

    水と設備 ― 井戸ポンプ・果樹棚

    山間部で水の確保が難しいなか、井戸ポンプを整え、果樹棚を組み、少しずつ「農地」としての形を整えていきました。

  • 4

    実りと加工 ― キウイ・ブルーベリー

    育った果実は、ジャムやドライフルーツ、シロップへ。手をかけて育てたものが食卓に届くまでを味わえるようになりました。

  • 5

    10年、そしてこれから

    農地復興も10年を超えました。11年目からは新たな取り組みを考えながら、農業の可能性を探求しています(ゆっくりと更新中)。

Harvest

この農地で、育てているもの

やせた土壌のなかでも手をかけて育てた果実と、そこから生まれる加工品です。

育てたキウイ(紅い果肉)

キウイ

棚を組んで育てる、この農地の主役のひとつ。収穫の時期には、たくさんの実がなります。

果樹棚づくり
収穫したブルーベリー(篭いっぱい)

ブルーベリー

育てやすく、農地に根づいた果樹。摘みたての実は、そのままでもジャムにしても。

果樹ジャム
ブルーベリージャムとヨーグルト(手づくりの加工品)

手づくりの加工品

キウイのドライフルーツ、ジャム、梅シロップなど。育てた実りを、手をかけて形にしています。

ドライフルーツジャムシロップ
Our roots

この経験が、私たちの不動産の仕事に活きています

荒れた土地を、時間をかけて再び活かす。耕作放棄地の再生は、空き家・遊休地・相続した不動産の再生と、根っこは同じです。手のかかる土地・建物にこそ、専門家が現場で向き合う価値があります。

測量・登記から、管理・売却・活用まで。私たちが土地の現場を知っているのは、こうした10年以上の積み重ねがあるからです。相続や空き家でお困りの土地・建物も、まずはご相談ください。

荒れ地が、また実りの場所に戻る。その手ごたえが、私たちの原点です。
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土地・建物のこと、まずはお気軽に

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