業界の話現場レポート

宅建試験、その運営を支える一日

毎年たくさんの方が挑戦する宅地建物取引士資格試験。その裏側で、試験を支えている人たちがいることは、あまり知られていません。

当社は、岡山県不動産協会に所属する不動産会社のひとつです。会員業者として、毎年秋におこなわれる宅地建物取引士資格試験(宅建試験)の運営に、微力ながらお手伝いとして参加させていただいています。今回は、いつもとは少し違う「試験を支える側」の視点から、試験当日の様子をご紹介します。

宅建試験は、誰が運営しているのか

宅建試験は、宅地建物取引業法にもとづき都道府県知事が実施する試験です。国土交通大臣から指定試験機関の指定を受けた一般財団法人不動産適正取引推進機構(RETIO)が、都道府県知事から委任を受けて全国的に試験を実施しており、各試験地での実際の運営には、地元の関係団体が協力しています。岡山県内では、岡山県宅地建物取引業協会や岡山県不動産協会といった団体が、こうした運営に関わっています。

全国的にも大きな試験です

241,436人令和6年度 全国受験者数
年1回例年10月に実施

宅建試験は全国規模でみても、年に一度、大人数が一斉に受験する大きな試験です。岡山県内でも、毎年多くの方が受験されています。これだけの人数を、決められた日に、決められた時間で、公平かつ厳正に実施するためには、当日だけでなく事前からの周到な準備が欠かせません。

試験当日までの流れ

  • 事前説明会試験監督員・運営スタッフを対象にした説明会が開かれ、当日の役割分担や注意事項、不正防止のルールなどが確認されます。
  • 事前準備会場の配置確認や必要物品の準備など、当日をスムーズに進めるための準備を進めます。
  • 当日・朝いちばんの集合試験開始よりかなり早い時間に運営スタッフが会場に集合し、受験者を迎える準備を整えます。
  • 準備開始・受験者の案内会場設営、受付、本人確認、注意事項の説明など、開始時刻に向けて慌ただしく動きます。
  • 試験実施試験時間中は、不正防止・体調不良への対応などのため、監督員が会場内を巡回します。静かな緊張感のなかで進行します。
  • 片付け・解散試験終了後は、答案回収・確認、会場の片付けをおこない、すべての作業が終わってようやく解散となります。

朝早くから始まり、解散まで気の抜けない、なかなかの一日です。

運営に参加して感じること

当社が参加させていただいている年に関しては、これまでのところ大きなトラブルなく試験を終えられています。ただ、これだけ大勢の方が受験される試験ですので、「もし何かあったら、対応は本当に大変だろうな」という緊張感は、いつも心のどこかにあります。無事に試験が終わり、解散になったときには、ほっと安堵すると同時に、どっと疲れが出るのを感じます。受験される方にとって人生を左右しかねない大切な試験だからこそ、運営する側としても気が抜けない一日です。

陰ながら支えている、たくさんの人たちへ

宅建試験の当日、会場で試験を受けている方の目に、運営スタッフの姿はあまり印象に残らないかもしれません。それでも、説明会からの準備、当日の運営、片付けまで、多くの人手と時間がかけられています。当社もその一員として、これからも微力ながらお手伝いを続けていきたいと思っています。今回は、そうした「陰ながら試験を支えている皆さん」の存在を、少しでも知っていただければという思いで書きました。

当社について ― 当社の担当者も宅地建物取引士の資格を持ち、日々の業務にあたっています。試験運営のお手伝いも、業界に携わる者としての大切な役割のひとつだと考えています。

よくある質問

宅建試験は誰が運営しているのですか?
宅建試験は宅地建物取引業法にもとづき都道府県知事が実施する試験で、国土交通大臣から指定試験機関の指定を受けた一般財団法人不動産適正取引推進機構(RETIO)が、都道府県知事の委任のもとで試験を実施しています。各試験地での実際の運営には、地元の団体が協力しています。
御社が試験運営に関わっているのはなぜですか?
当社は岡山県不動産協会に所属する業者のひとつであり、会員業者として試験運営のお手伝いに毎年参加させていただいています。
試験監督員は当日どんなことをしているのですか?
事前の説明会での確認、当日朝の会場準備、受験者の案内・本人確認、試験中の巡回・監督、終了後の回収・片付けなど、試験開始前から解散まで一日を通して対応します。

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相続・空き家・成年後見の不動産まで、地域に根ざした専門家がサポートします。

※本記事は当社が試験運営に協力した経験にもとづく一般的な情報提供です。試験制度・運営体制の詳細は、一般財団法人不動産適正取引推進機構(RETIO)および岡山県内の関係団体の公式情報をご確認ください。

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